研磨事例

2026.02.12

大きいワークの研磨に挑戦(2)

 前回の記事に引き続き、今回も普段遠心バレル研磨機では磨かないような100gを超える大きなワークについて研磨テストの結果をご紹介します。このような大きなワークをテストすることになった経緯については下記の記事をご参照ください。

 

[メカニックの呟き] マッキーのバースデーパーティーにご招待いただきました

[研磨事例] 大きいワークの研磨に挑戦(1)

 

 さて今回研磨したワークを図-1に示します。寸法はφ40×35mm。質量は約350gあります。これはマッキーの足の部分になります。旋盤加工で丁寧に仕上げていただいたものですので、この時点で十分きれいですが、ここから更に光らせていこうと思います。

図-1 テストワーク(質量 約350g)

 

 通常はまず研磨力の強いメディアで粗研磨を行い、表面の大きな凹凸を均します。その後、研磨力の弱い平滑用のメディアで表面を更に滑らかにし、最後に仕上用のソフトメディアで光沢を出すという3工程で行います。ただ今回のワークは研磨前の時点で十分に滑らかな状態に仕上がっておりましたので、粗研磨は省略し、平滑化及び仕上研磨の2工程のみ実施しました。

 

 それでは研磨前後の比較写真を図-2に示します。また脚のパーツつないてみた状態が図-3です。

図-2_研磨前後比較(左:研磨前、右:研磨後)

図-3 脚に装着した状態

 

 想定していた以上に鏡面に近い状態に仕上げることができました。光沢を出すには仕上研磨の手前に行う平滑化の工程が最も重要なのですが、今回は旋盤加工の時点で非常に滑らかに仕上がっていたため最終的な光沢も高い水準のものが得られたのだと思います。

 

 

 また今回は上記の鏡面仕上げとは別に光沢を抑えたマット仕上にもトライしました。両者の比較写真が図-4になります。最終的に展示会では図-5のように右足&左腕は鏡面仕上げとし、左足&右腕はマット仕上にして両者の違いをご来場者様にご覧いただきました。

 

今後もこのように研磨条件の選定に必要な情報について発信していきます。

 

また弊社までワークをお送りいただければ、無償にて研磨テストを実施いたしますので、

ご興味を持たれた方は下記のリンク先からお問い合わせください。

 

お問い合わせフォーム:https://sanfinish.com/contact/